サイボウズ青野慶久氏講演会 in 三重県津市

先日、三重県教育文化会館にて開催された

「サイボウズ青野慶久氏講演会 in 三重県津市」に参加してまいりました。

 

 

青野社長のお話を聞くのは、昨年の6月に続き2回目です。

 

今回のテーマは

「人生を豊かにする働き方」。

サイボウズ社における、多様な働き方や制度について

さまざまなエピソードを交えてご紹介いただきました。

 

前回同様、今回も自身の価値観のアップデートにつながるお話しがいくつかあり、

そのうちのひとつが、「公平」と「わがまま」のお話でした。

 

 

 公平と幸福は別物で、公平は時として不幸を生み、

 公平よりも幸福を重んじた方が幸せになれる。

 わがままは悪ではなく、モチベーションの源泉。

 わがままが組織の目的と重ね合わされば、組織の進化につながる。

 

公平の話ではこんなたとえ話をしてみえました。

 

 ケーキを3人でわけるとき、

 公平に三等分が果たして幸福なのか?

 Aさんはお腹がいっぱい、Bさんはダイエット中、Cさんはお腹がぺこぺこ。

 じゃぁ、Cさんにたくさんあげたほうが、みんなが幸せなのでは?

 

うん。確かに。

サイボウズ社は、一人ひとりにあわせて、

多様な「働き方」や「報酬」を実践しています。

「一人ひとりにあわせる」ことは、

言い方を変えると「一人ひとりのわがままを叶える」こと。

「働き方」も「報酬」もばらばらだから、

公平とはいえませんが、みんなが幸福です。

しかも、社員のみなさんは「わがままが叶う」ので、

モチベーションが向上し、組織としてもプラスに働き、

結果、よりよいサービスにつながりお客様も満足。

これぞ、三方よしではありませんか!!

 

ただ、このような多様な個性を尊重した組織においては

「嘘のない風土」と「自立と議論」が必要不可欠とのことでした。

 

在宅勤務や短時間勤務などが当たり前の組織をうまく運営するには

互いの信頼関係が重要なことは想像がつきます。

そのうえで、なくてはならないのが「嘘のない風土」だそうです。

「家でさぼってるんじゃないか」なんてことを思ってしまったら

在宅勤務なんてできません。

互いに信頼し続けるために、「嘘をつかない」ことが大切なんですね。

 

ちなみに、サイボウズ社では、

「アホはいいけどウソは駄目」というスローガンを掲げてみえます(笑)。

 

 

また、多様性を重視すれば答えは一つと限りません。

だからこそ、みんなが建設的に議論し、

問題解決の手段を見つけることが重要です。

そのためには、一人ひとりが自立し、自分の考えを持つことも欠かせません。

そこで、サイボウズ社では、

「説明責任」だけではなく、

「質問責任」も周知徹底しているとのことでした。

 

サイボウズ社も、十数年前は超ブラック企業だったそうです。

それが、今は多様な働き方のパイオニア企業。

 

私たちも

サイボウズ社のようなことは無理無理

と思わずに、

一歩一歩、みんなが幸福になる組織を目指していきたいと思います。

 

ご講演いただいた青野社長、

また、本講演を企画してくださった株式会社中部システムセンターさま、

どうもありがとうございましたm(_ _)m。


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