ロゴマーク・キャラクターで記憶の刷り込み

農業生産者のNさんは、ご自身で「らっきょ漬け」「味噌」「里芋チップ」などの加工・販売を行ってみえます。

初めてお会いしたのは約1年前。

らっきょはカリカリと歯ごたえがよく、その理由は通常よりも小粒なものを使用してるからで、加工に手間がかかるためこの大きさのらっきょは出回ることが少ないそう。また、味噌は青大豆と米麹を使用した薫り豊かな逸品。里芋チップスは、新鮮な里芋をスライスし米油で素あげ、最後に国産の塩をぱらぱら。一度食べたら忘れられない初めてのおいしさ・・・というふうに、どの商品も魅力的なのですが、認知度が低く、知る人ぞ知る商品といったところで伸び悩んでいました。
また、当時、商品は道の駅などで販売されていたのですが、屋号がなく商品に商品名とご自身の個人名のみを記載していました。

そこで、まず、Nさんに提案したのは、目印としての「屋号」「ロゴマーク」「キャラクター」の作成です。

仮に、Nさんの商品を購入された方や興味を持った方が、商品に好印象を持ったとします。でも、商品名と個人名が「文字」で記載されているだけだと記憶に残るでしょうか?人の記憶は翌日には75%が、1週間後には80%が消滅しているといわれています。覚えてもらうためには、他とは違う「印象に残る何か」=「目印」が必要というわけです。

「屋号」「ロゴマーク」「キャラクター」を作成するにあたって設定した意図は次の3つです。(この意図はNさんの独自性から導き出しています)
(1)生産者であることがわかる
(2)誠実で丁寧なものづくりをしていることがわかる
(3)応援したくなる

そして、できあがったものがこちら。
Nさんからは、「愛着の湧く名前・ロゴマーク・キャラクターで、とても嬉しい。これを活用してブランドづくりをしていきたい!!」と、とても嬉しい言葉をいただきました。

その後、商品にこれらを記載し販売をされてみえるのですが、先日お会いした際に「売り上げが伸びている」と報告を受けました。「以前買って美味しかったから」といったリピーターが増えているそうでなんとも嬉しい限りです。多くの人の記憶に「小さな里農園」が残り、「小さな里農園」のブランド構築が進んでいくことを期待しています!!


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